発声トレーニング

応用トレーニングは、
声の響き(のど)、ボリューム(腹式)、鮮明さ(カツゼツ)、そして音程練習を混ぜ、
複合的にトレーニングする意味あいのものを紹介します。

のど、お腹、口 3点複合型

お腹、音程 複合型

また、それぞれのコントロールの、次の段階のトレーニングもあります。

のどのトレーニング応用型

口のトレーニング応用型

お腹のトレーニング応用型

いろいろ、方法はあると思うのですが、私が良く使うトレーニングです。



のど、お腹、口 3点複合型

■アエイオウ連続発声
アエイオウ カケキコク ・・・・・ラレリロル まで、3拍子のリズムに乗せて、同音程で発声していく。
半音ずつ上がって、ある程度まで行ったら、下がってくる。
ポイント1 
ア・エ・イ・オ・ウ と 切れずに、アエイオウ〜 と、よくつなげていくこと。
ア〜エ〜イ〜オ〜ウ〜と、一つ一つをひっぱるつもりで。ただしリズムを崩すわけではない。
これで、フレーズごとをよくつなげて歌う歌い方が自然に身につく。
ポイント2
ナ行まで、一息で行くこと。ア行からラ行までの間で、息継ぎは、1回。
ロングトーンの発声法と同じお腹の使い方をする。
いろいろな言葉を発音した時も、アーーーと発声した時も、お腹は使い方が同じ、
ということを確認する。
ポイント3
母音と、子音の口の形をスムーズに。
一生懸命口を使うこと。

コツ:水道の蛇口の話
水をホースで流す時をイメージしてください。
上野先生もこのようなたとえ話をすることがあるが、私はこの話でのど、お腹、口の関係のイメージを説明する。
お腹が蛇口、のどがホース、そして口がシャワー切り替え装置。
蛇口から、絶えず一定の水が出るようにして、ホースの途中をまっすぐに。
これは、お腹の力の入れ方を一定にして、のどをあけて響かせて、ということのイメージ。
そして、言葉の発音の切り替えは、ホースの先についているシャワーへの切り替えのようなもので、
それによってホース(のど)や蛇口(お腹)の状態が変わらないようにする。
アーーーーーとロングトーンで出しておいて、お腹、のどの状態を確認したら、
口の形だけを変えて、他の母音を発音していく要領でやってみる。

この練習は
歌を歌う時に、フレーズごとに良く響きをつなげることが出来るようになる効果がある。


お腹、音程 複合型

■音取り重視スタッカート
スタッカートの応用練習で、音をすぐ切らず、少しテヌート気味でスタッカートをする。
そのとき、音程のヒットを特に気をつける。
おなかを使い、のどを開けて響かせていくのは基本。
また、ハ、ヒ、フ、ヘ、ホ すべてを交互にやって、口の形も確認する。
フレーズの出だしから、おなかを使いのどを開けて、きれいにヒットさせることが容易になる。

コツ:階段の話
音程をとるのは、階段の上り下りに似ている。階段以上に足を上げなければ階段の段差につまずいてしまう。
音のヒットラインを良く見定めて、それより高い音を出すつもりになって、ヒットラインまで降りてきて発声するという気持ち。
その音のとり方を癖をつけて、フラットや、しゃくり上げを直す。


のどのトレーニング応用型

■ハイトーン練習
響きを上に抜く。のどの開け方の話。今までは、とにかく舌の付け根が、のどチンコに接しないように、なるべくそこの距離を開けるようにしてのどを開けた。
今度は、のどチンコのヒダヒダのある部分と、のどの壁の部分を離すつもりで、声を出す。
のどから鼻の奥(息が通る鼻の穴の方ではない)へ抜ける部分に、フタがあると思って、それをパカっと開ける、という気持ち。
そうしていくと、今までと、違う部分が響く経験ができる。
響きが上へ抜けると、音域は格段に上がる。
ティッシュの練習法でも、ある程度、効果があるが、これをしっかり意識してやって、響きの違いが認識できると大きい。
あとは、その上へ抜けた声を自主的に出して、コントロールを良くしていけばいい。



口のトレーニング応用型

■マリマレ滑舌発声
アイアエアイアエアイアエア カキカケカキカケカキカケカ
マリマレマリマレマリマレマ などを
を、ドレドレドレドレドレドレド の音程をつけて言っていく。
清音だけでなく、ガギガゲの濁音の行 キャカキャケの行などもやっていく。
割りばしの時に、やっていない行もしっかりやって、
苦手な行が分かるので、そこを徹底練習。


お腹のトレーニング応用型

■ロングトーン調節
ロングトーンの練習の応用編で、
あまり長く伸ばすのではなく5秒ぐらい伸ばす感じで、お腹の力の入れ具合を60%→90%→60%
として、伸ばしている真ん中をボリュームアップさせる。

一本調子になりがちな歌に表現力をつけるときに、お腹の力の入れ具合のコントロール力をアップさせる。
基本で紹介したロングトーンが、長く伸ばすときのお腹のコントロールとすれば、
これは、1フレーズを表現豊かに歌う時のお腹のコントロール。
(c)Masato Sekiguchi All Rights Reserved


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