歌のトレーニング

メロディ、歌詞、リズムの確認

■まずは楽譜どおりに
音程の確認、歌詞、譜割りの確認。おかしいところは直す。音程が取れない人にも、丁寧に、歌ってあげて、細かく指導。

■歌に合ったノリで
基礎のリズムだけでなく、その歌の持つリズムに、歌い方のノリがあっているかということをみる。ポップスのリズム、R&Bのリズム、演歌のリズム、3連の曲等々。
 たとえば、ポップスを演歌のリズムで歌うと、やっぱり演歌っぽくなってしまう。16ビートの曲を8のノリで歌うと、単調に聞こえる。など。
 リズムを把握させる、体の動かし方が適切かどうか。


アクセント

■アクセント概要
ここからが、私の歌の指導の真骨頂なのだが、アクセントの付け方、これがうたの表情をとても左右する。
詞のアクセントの話は、伊藤美子先生に、ご指導いただきました。
歌の練習をするとき、語る部分と歌う部分に分けて考える。
大体、はじめの静かな部分は語る、途中から盛り上がって高音で伸ばすような部分は歌う、と考える。
語る部分は、詞のアクセントを重視する、歌う部分はメロディのアクセントを重視する。
フレーズのアクセントは、全体的に滑らかに歌うため。

■詞のアクセント
朗読するように、歌うということが目標。語るように歌えと言われた時、どう歌うか、コツが分からないと意外と難しいのでは?
まずは歌詞を朗読させる。朗読が上手な人は歌も上手。どう読むと、上手に朗読できるかのコツを教える。
そのコツは、文節ごとで切って、頭に少しアクセントをつけるということ。
言葉の頭に少し体重をかけるように(やたらに強くするのではなく)アクセントをつけると、いいことが分かる。
それを、そっくりそのまま歌に応用していく。
これが出来ると、歌の歌詞が意味を伴って聞こえてくるようになり、やがて感情が伴った歌い方へと発展する。
この指導に入るとき、楽譜の歌詞に、文節ごとに区切って文節の最初の文字に○をつける、という宿題を出す。
その区切りを見て、文節ごとに体重移動してアクセントをつける練習をする。

■フレーズのアクセント
文節は、口や体重でアクセントをつけるのに対し、フレーズのアクセントはお腹で。文節より少し長い単位で、メロディとの兼ね合いを見て一息で歌う単位が1フレーズということにする。
1フレーズは、声の響きをつなげるつもりで歌うほうが良いことが多い。(アエイオウ連続発声は、そういうところで生きてくる。)
しかし、つなげるだけでなく、1フレーズしっかりお腹を使って歌うことが重要。歌っている間はお腹に力が入り、息を吸うところでは力がちゃんと抜けること、これが大切。
そうすると、声がしっかり出て、息継ぎが全く苦しくなくなる。
そして、フレーズの中で、音の高低がある場合、高いところはよりしっかりお腹に力が入ること。
だいたい一般的に、フレーズの最初からではなく中ほどに向かって力を入れていき、終わりに向かって力を抜いていくのが良い。(ロングトーン調節の、60%→90%→60%)
フレーズのアクセントはお腹の力の入れ方のアクセント、と理解してやっていくと良い。
これが出来てくると、より表情豊かに歌うことが出来、ビブラートなどの技巧も身につけやすくなる。

この指導の時、最初は歌詞で歌わず、メロディをアアア〜とかラララ〜で歌わせて、おなかの使い方を確認する。


抑揚、感情表現

■歌全体の、抑揚、強弱、盛り上げ
全体の歌い方づくり。静かに歌うところ、盛り上げて歌うところ、しっかり把握させる。静かに→語る、盛り上げる→歌う。
歌のコツとしては、大きくしたら、次は小さく。小さくしたら、次は大きく。全体として波をつけていく。
その方が、盛り上げるところが目立つし、語るところにも感情が入る。
一本調子にのっぺりにならないように。
短い文章で、さらりと書いたが、歌を仕上げていくにあたって、かなり歌いこんで作りあげていくべきテーマ。

■感情表現
リズム、抑揚、アクセントなどの、歌い方作りをした上で、感情表現をしていく。基本的には、詩を朗読して、上手に読めたら、それと同じ気持ちで歌う。
アクセントがちゃんとしてくると、楽譜を見て、ただの文字の記号を追っている状況から、だんだん自然に詞の意味を自分に落とし込みながら歌うようになる。
そうすると、そこに感情を込めて、イメージ、雰囲気も表現するようになる。
そして、歌の表現として、もっと気持を前に出していく。体の動きが出る。一歩前に出るような気持ち。身振り、手振りが出る。
体で表現、身振り手振りで。そして、顔で表現。笑顔、や酔うような顔つき、悲しそうな・・等々、顔いっぱいに表現するようになると、聴かせる歌から、さらに、見せる歌になる。
そこまで行ったら、どういう表現がいいか、生徒と一緒に考えていきながらレッスンを進める。
(c)Masato Sekiguchi All Rights Reserved


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